William H. Gates III

Microsoft Announces Plans for July 2008 Transition for Bill Gates

またひとつ、時代が終わる。ビル・ゲイツこと William H. Gates III 氏(父親がJr.を名乗ったので実際にはGates家の4代目だそうな)がMicrosoft社の第一線から退き、慈善事業に専念するとのこと。良くも悪くも「商売上手なオタク」として知られた彼もその役目を終えたようである。どんな事情があるのかは知る由もないが、何はともあれお疲れ様。

彼は「マイクロソフト帝国の総帥」として非難も浴びている。私はMicrosoft社のおかげで飯を食っていけているようなものだが、それを割り引いても、彼をそういう風には見れない。かつての似て非なるアーキテクチャのマシンが溢れかえっていた時代に比べれば、ソフトウェア・ビジネスを展開するのに好都合な環境である。最低限の仕様さえ満たせば何でもありのPC/ATに確固たるプラットフォームを築き上げたことは賞賛に値する(同じ理由でLinuxも素直にすごいと思う)。
また、某リンゴマークを真似ようと必死になっているように言われるが、そもそもマウスオペレーションの元祖はXerox社だし、ハードウェアを自社で供給しているかどうかの違いもあり、どちらかに絶対的なアドバンテージがあるようには思えない。まぁ、某リンゴマークの方がちょっぴりクールなのかもしれないが。

さてさて、この業界で2年先を見通すのは難しいが、いったいどんな状況になっているだろう。

カテゴリー: 仕事 タグ: パーマリンク