恥ずかしながら、この歳になっても知らないことは多いもので、「桑の実」というものをはじめて知った。童謡「赤とんぼ」に登場していることさえ気づいていなかった。もちろん、蚕が桑の葉を餌としていることくらいは知っていたが、その実が食用になるとは思わなかった。
実家の庭先に桑を植えていたらしく、母親がせっせとジャムやゼリーを作っていた。てっきりラズベリーだと思っていたら桑の実だというではないか。おまけに美味だ。今までにも口にしていたはずだが、それが桑の実だという認識がまったくなかったようだ。
ところで、桑の実を調べていると「どどめ色」にたどり着いた。これまた謎の言葉であったのだが、どうやら桑の実が熟したときの黒味がかった紫色を表すらしい。土留めに桑をよく植えていたことに由来しているそうだ。一般には汚い色という印象を与えるどどめ色だが、本当はとっても味わい深い色だったのだ。
確かMulberryだったかな。berryがつくものでも幾つか種類があるのでどれがどれだか間違えます、クワの他には、キイチゴ、スノキの仲間もあるし。イチゴはバラ科で更に別か。
なかなかリプライを書かないのに、いつもコメントいただき恐縮です。
さて、件の桑の実、確かに mulberry ですね。どうやら berry という言葉は学問的な分類とは何も関係がないようです。