U’s Assistant Suite のユーティリティは、レジストリエントリを作らず、INI ファイルの類も生成しません。環境変数の設定も不要です。裏を返せば、これはつまり、カスタマイズはおろか MRU リストさえ提供しないことを意味します。ごく簡単なシェル拡張を利用したエクスプローラーの補完を目的としているので、その辺りは割り切った造りになっています。とはいえ、エクスプローラーやデスクトップのコンテキストメニューに統合するとなると、所定のレジストリエントリをいくつか登録しなければなりません。カスタマイズの余地があるとすればそこです。
現状ではレジストリを直接書き換えるしかないのでそれなりに手間はかかりますが、コマンドラインはもちろん、コンテキストメニューに表示する文言やアイコン、順番、区切りなど、シェル拡張の仕様の範囲で自由に設定できます。既定の場所にインストールした場合を前提に、U’s Assistant Suite のセットアップウィザードが登録するレジストリエントリをレジストリスクリプトファイルにエクスポートしたものを用意しておきましたので参考にしてください。
・32-bit版: HKCU / HKLM
・64-bit版: HKCU / HKLM
詳細は Shell Developer’s Guide をご覧ください ―― と言いたいところですが、非常に分かりにくいうえに、どうやら記述に誤りもあるようなので、検索サイトで先人たちの取り組みを探ってみた方が手っ取り早いかもしれません。