U’s Assistant Suite 1.2.0 をリリースしました。
開発環境を Visual Studio 2019 (C++20) に移行し、全体的にコードを見直して細かい修正を施しています。機能的にはバージョン 1.1.x とほとんど変わりませんが、大きく3つほど改善しています。
まず、Windows 10 および Windows 11 の日本語システムフォントである Yu Gothic UI を優先的に使用してダイアログボックスを表示しています。評判のいいフォントではありませんが、良し悪しはともかく、MS UI Gothic のままだとそれはそれでバランスが悪く、統一感のない画面になってしまいます。
次に、Windows 10, version 1703 (Creators Update) で導入された Per-Monitor V2 モードを使用して高 DPI スケーリングに対応しています。それ以前の Windows で誤作動するようなら、高 DPI 設定では画面のスケーリングを無効にしてください。実行可能ファイルのプロパティを開いて [互換性] タブを選択すると当該設定項目があります。
最後に、セットアップウィザードにおいて、インストールするユーティリティを選べるようになりました。これまで Visual Studio Installer Projects を使って MSI ファイルを生成していたのですが、標準機能から外れて拡張機能になってからというもの、それまでと同じようには使えなくなってしまいました。また、プロジェクトファイルの構造がややこしく、変更履歴を管理しにくかったので、これを機に WiX Toolset に乗り換えました。
U’s Timestamp Editor:DTP コントロールに入力できる日付/時刻の書式として新たに ISO 8601 形式に対応しました。基本形式と拡張形式のどちらでも入力でき、タイムゾーンは自動的にローカル時刻に補正されます。